まず結論から書きますと、Palit GTX580 3GBモデルには MSIオリジナルVGAクーラー TwinFrozrII は設置できませんでした。(´Д⊂ヽ
最初にTwinFrozrIIとは
Twin Frozr (ツイン・フローザー) IIはミドルレンジからハイエンドまで、発熱の大きなGPU向けに開発された冷却装置です。本製品は8mm径ヒートパイプ2本、6mm径ヒートパイプ3本で冷却フィンに効率よく熱を伝え、2基の8cmファンで冷却します。 Twin Frozr IIは過熱からGPUを守り、安定した描画処理を約束します。
最近は各社MSIを真似たのかどれもこれもファンが2つ付いていたりしますが、元祖という事で結構な人気があります。
私も一時期はGTX460 Hawkを使っていたことがありました。冷却性はあまり実感出来ませんでしたが、音に関してはたしかに静かだった覚えがあります。
そんなTwinFrozrIIがVGAクーラーとして発売されたのでつい買ってしまったのでした...
それでは改造(大失敗)の軌跡を御覧ください。
- 取り付ける方のグラフィックカードからネジを外し、ファンを分離させます。
難しいことはありません。基板の裏のネジを無心ですべて外します。基本的にはこのネジをすべて外せば、ファンは取り外せます。
たまにチップ保護の為にゴムシートとかがチップの上に乗っており、それが張り付き取りづらい時がありますが、マイナスドライバを隙間に挿してテコの原理で押してやれば簡単に外れます。
上の写真の青いシートがチップ保護に付いてたゴムシート。粘着性は無いので力をいれれば簡単に剥がれます。
- チップに塗ってあるグリスを綺麗に拭き取ります。
グリスクリーナーとか色々販売されていますが、基本はティッシュとかでゴシゴシ拭いちゃえば良いと思います。私はAINEX製2ステップグリスクリーナーを愛用していますが。
- TwinFrozrIIクーラーを載せます。
さあ後はファンを乗せてネジを締め直すだけ!
ア、アレレ...?
見事に乗りませんでした。
今回の失敗はリファレンスデザインの範囲を知らなかった事でした。
リファレンスデザインといえばメーカー基準みたいな意味合いで、形とかチップの置き方とか形状だと思い込んでおり、映像端子の並びまでは考えが及んでいませんでした。
3GBモデルだからチップの並びとかちょっとは違うかなーと思っていたけど、まさかDVI端子が邪魔になるとはっ...!
悔しくて、他のGTX580 3GBモデルを見てみたけど、MSIの3GBモデルもDVI端子縦2段じゃん!
なんでー!と思ってよくよく見てみたら
搭載クーラーはTwinFrozrIII(ツイン・フローザー・スリー)
ズルイ、ズルイよ!TwinFrozrIIIのVGAクーラー出してよ!なんか無性に悔しいです。
そんな中リテールの鏡ELSAの3GBモデルは綺麗に下段1列に映像端子が並んでいましたね。
という訳で、MSIオリジナルVGAクーラーTwinFrozrIIが使えるのは、映像端子が下段一列になったグラフィックカードだけということが解りました。
みなさん注意してくださいね!
このゴミどうしよ...