2011年5月23日月曜日

Windows で fig.rb を使用するまでの事前準備

  • 2011/07/30 eventmachineのインストール について追記

Windows環境でRubyを使い、fig.rbを動かすのがなかなかめんどくさかったので、後世に役立てるためにインターネットに残しておきます。

  1. Rubyをインストールする
  2. Development Kitをインストールする
  3. bundlerをインストールする
  4. sqlite3をインストールする
  5. sqlite3-rubyをインストールする
  6. Gitをインストールする
  • Rubyをインストールする
Windows 環境にRubyをインストールする方法は何種類かあるが、今回は One-Click Ruby Installer for Windows を使用しました。

One-Click Ruby Installer for Windowsを使用するとrubygemsも一緒にインストールしてくれます。

Ruby 1.9.2 or 1.8.7のどちらかをダウンロードし、保存したファイルを実行します。
インストール先を聞かれるので任意の場所にインストール。
このときに Add Ruby executables to your PATH にチェックを入れておくと自動的にPATHを追加してくれるので便利です。


コマンドプロンプトを起動してruby -vと打ち込みインストールしたRubyのバージョンコードが表示されればインストール成功。
同じくgem -vと打ち込みgemのバージョンコードが表示されるかも確認。

  • Development Kitをインストールする
Development Kit は Ruby Installer で native extensions を使用するために必要です。

先ほどと同じ One-Click Ruby Installer for Windows のサイトにあるDEVELOPMENT KITをダウンロードします。

保存したファイルを実行し、任意の場所に解凍。解凍後コマンドプロンプト上で解凍先へ移動。

PS C:\DevKit> ruby dk.rb init
[INFO] found RubyInstaller v1.8.7 at C:/Ruby187

Initialization complete! Please review and modify the auto-generated
'config.yml' file to ensure it contains the root directories to all
of the installed Rubies you want enhanced by the DevKit.

PS C:\DevKit> ruby dk.rb install
[INFO] Installing C:/Ruby187/lib/ruby/site_ruby/1.8/rubygems/defaults/operating_system.rb
[INFO] Installing C:/Ruby187/lib/ruby/site_ruby/devkit.rb
PS C:\DevKit>
これでDevelopment Kitのインストールは完了。

  • bundlerをインストール
  • sqlite3をインストール
  • sqlite3-rubyをインストール
コマンドプロンプト上で下記コマンドを実行します。
    >gem install bundler
    >gem install sqlite3
    >gem install sqlite3-ruby
    さらに、SQLite Download Page から sqlite-dll-win32-x86-3070603.zip をダウンロードし、解凍して出てきたsqlite3.def, sqlite3.dll の2つのファイルを ruby/bin にコピーする。


    • eventmachineの事前インストール
    Windowsで gem install eventmachine をするとgemが古いバージョンのeventmachineを落としてしまし、正常に動作しない。
    Google先生で色々と検索すると同じ用に悩んでいる人がいて、解決策としてはgithubから最新のマスターを落としてrakeして置き換える~なんてやらないとイケナイらしい・・・。
    でも今回はそんなめんどくさい事せずに、動けばイイやの精神でとっても簡単な解決策を見つけました。以下のコマンドでインストールするだけです。
    >gem install eventmachine --pre
    今回はこれでfigが動いたのでよしとします。

    • Gitをインストールする
    WindowsでGitを使用するために今回は msysgit をインストールします。
    リンク先のDownloadページから Git-1.7.4-preview20110204.exe をダウンロード。
    解凍したファイルを実行して任意の場所にインストールします。

    インストールが完了したらPATHに Git\bin 追加することで、コマンドプロンプト上からgitコマンドが使用可能になります。




    以上で事前準備は完了。あとはreadmeに書かれている順序でセットアップを行い、fig.rbを起動すれば動作完了です。